条件によっては低負荷で追い込まなくても筋は変化する

非トレーニング経験者での実験なのでトレーニーには役に立たない内容ですがトレーナーさんには役立つかも?


Eight-Week Low-Intensity Squat Training at Slow Speed Simultaneously Improves Knee and Hip Flexion and Extension Strength

Akagi R etal.Front Physiol. 2020; 11: 893.Published online 2020 Jul 24. doi: 10.3389/fphys.2020.00893

研究の目的

8週間の低速低負荷トレーニングで膝の屈曲伸展筋力がどのように改善するか

被験者

少なくとも1年以上トレーニングを行っていない24名の健康な男性

介入内容

トレーニング群とコントロール群に12名ずつに分けた。トレーニング群は週三回のスクワットプログラムを行った。

スクワットプログラム…40%1RMの負荷で行い、立ち上がり4秒、しゃがみ込み4秒で行った。3セット×8回、インターバルは3分。

測定項目

1.スクワットの3RM測定

2.大腿部の筋量測定

3.ダイナモメーターによる膝屈曲伸展、股関節屈曲伸展のピークトルク測定。並びに膝屈曲伸展時の筋電図測定

以上の測定を介入前後で行いトレーニング群とコントロール群で変化を比較

結果

1.トレーニング群のスクワット3RMはコントロール群と比べ有意に向上した。

2.2.膝関節および股関節の屈曲伸展ピークトルクはトレーニング群のみ有意に向上した。

3.トレーニング群でのみ大腿四頭筋の筋量が有意に向上した。

4.筋電図測定の変化は両群ともに内側広筋で有意に値が大きくなっていた

筆者らの主張

スクワットプログラムは膝関節・股関節の屈曲伸展の筋力向上に効果的であり、屈筋より伸筋に好影響を与えた。少なくとも膝伸筋においては神経-筋の促通ではなく筋肥大により筋力を向上させた。


複合関節種目を低負荷でゆっくり8回くらい行ってもらうのって、指導の初期段階のエクササイズフォーム習得時に行うのではないかと思います。その時に追加でアイソレート系種目を足すかどうかって個人的に悩みどころなんですが、膝伸筋に関しては追加であれこれやらなくてもよいかも?と考える材料になりました。