クラスターセット法の女子バレーボール選手に対する影響

セット内外のインターバル長を操作することは、トレーニング中の発揮パワーに影響を与えます。私自身、クライアントに対する指導ではかなり拘っている部分です。

1セット内に数十秒の休憩を挟むトレーニング法=クラスターセット法を用いた介入研究があったのでご紹介します。


The effect of resistance training set configuration on strength, power, and hormonal adaptation in female volleyball players.

Arazi, H.; Khanmohammadi, A.; Asadi, A.; Haff, G.G. Appl. Physiol. Nutr. Metab. 2018 Feb;43(2):154-164.doi: 10.1139/apnm-2017-0327. Epub 2017 Oct 10.

研究目的

クラスターセット法が人体測定・パワー発揮・筋力・ホルモン分泌へ与える影響を伝統的なトレーニング法と比較すること。

被験者

30名の女子バレーボール選手

※トレーニングには精通しているが過去6か月間一貫したレジスタンストレーニングを行っていない

介入期間

8週間

研究デザイン

伝統的セット法(TRT)群・クラスターセット(CRT)群・コントロール(CON)群の三群に10名ずつ分けて、週三回のレジスタンストレーニングプログラムを行い、筋力やパワー発揮などを介入前後で比較する。※内容はスクワットやクリーンなど

評価方法

人体測定…身長・体重・周囲計(腕と脚の中央)/バックスクワット・ミリタリープレス・ベンチプレス・デッドリフトの1RM/垂直飛び/20mスプリント/4×9mシャトルラン/安静時ホルモン(テストステロン、コルチゾール、インスリン様成長因子)

結果

CRT群はジャンプパフォーマンスをTRT群と比べ有意に向上させ、筋力をTRT群と同程度に向上させた。ホルモンの分泌はTRT群と比べてIGF-1値の上昇、安静時コルチゾールの低下を示した。

筆者らの主張

ジャンプパフォーマンスが重要なバレーボール選手には、クラスターセット法を用いることが推奨される。

この研究の新奇性

女性アスリートに対するクラスターセット法の長期的介入によるパワー発揮などの変化を調べた点


クラスターセットやRest-redistributionなどインターバル操作によって発揮パワー等に影響を与えようとする考えは、アスリートの運動指導にはマストではないかと思います。悪い影響も考えにくいので、スポーツのためにトレーニングをしている人には積極的に取り入れて頂きたい考えです。