休憩が長いとイイ感じに挙げられるよね

ドイツの研究でこんなのありました。

研究の目的
ウエイトリフターを対象に最大挙上重量でのクリーン&ジャーク(C&J)を2セット、セット間休憩を2分と3分で行った際の技術効率(垂直・水平方向へのバーベルの移動、ピーク垂直速度、2ndプル時のピーク床反力、パワー)とRPE、パフォーマンス(挙上重量)を比較した。※ランダム化反復測定

被験者
9名のエリートウエイトリフター
年齢24.4±3.6歳 体重77.2±7.1kg 身長176.0±6.4㎝ 
C&J 170.0±5.0kg
被験者の採用条件は以下の通り
(a)5年以上の競技経験(b)1週間で少なくとも5回のトレーニングセッションを行い、1回あたりの時間が90~120分
(c)健康で実験前1ヶ月および実験期間中にいかなるケガも生じていない

手順

事前に測定した1RM重量を用いて被験者らはセット間インターバル2分(2min intermaximal repetition rest period=IMRRP-2)の日とセット間インターバル3分(IMRRP-3)の日を作り、両日とも2セット(挙上回数1回)の試技を行った。事前の測定およびIMRRP-2、IMRRP-3の間には少なくとも72時間の回復期間が設けられた。
2セットののち、更に重い重量で失敗するまでセットは継続された。

2セットが完遂された時点でRPEスケールにより疲労度をチェックした。今回用いられたRPEスケールは以下のようなものである。

Meghan, L etal.2004 より画像を引用※1

床反力はフォースプレート、挙上動作は4方向からのカメラ撮影により計測された。

結果として
IMRRP-2はIMRRP-3と比べ1stプルや2ndプルなどの各局面における垂直・水平方向への移動距離の変化が、2セット目において起こりやすいことが分かった。

バーベルの鉛直方向へのピーク速度はIMRRP-2の方が低下する傾向にあった。※IMRRP-2が2.59%の低下に対し、IMRRP-3は 0.37%の低下

ピーク床反力、ピークパワーはどちらもIMRRP-2の方が顕著に低下する傾向にあった。※ピーク床反力はIMRRP-2で1.98%の低下、IMRRP-3で0.28%の低下。ピークパワーはIMRRP-2で3.24%の低下、IMRRP-3で1.08%の低下。

RPEスケールはIMRRP-2で高い傾向(より疲労度が大きい)、最大挙上重量(3セット目以降はIMRRP-3でより高重量の傾向であった。

Ammar, A et al.Effect of 2- vs. 3-Minute Interrepetition Rest Period on Maximal Clean Technique and Performance.Journal of Strength and Conditioning Research, 21 Aug 2018. 


そりゃそうだろなと…


※1 ML Day et al.Monitoring exercise intensity during resistance training using the session RPE scale.Journal of Strength and Conditioning Research, 2004, 18(2), 353–358