最近こちらの本を購入しました。

「理論と実践 スポーツ栄養学」
いわゆる短期間で~するメソッド本ではありませんがスポーツのための栄養戦略を考えるうえで非常に役立ちます。
おススメする理由
- ボディメイクではなくスポーツのために書かれた本
- 一般的な専門書と比べるとかなり分かりやすい
- 著者の鈴木志保子氏は博士を取得している管理栄養士
- 巻末に参考文献のリストがきちんと書かれている
ボディメイクではなくスポーツのために書かれた本
ここでのスポーツにフィジーク競技は含みません。悪しからずご了承ください。
ボディメイク(=造形美)のための食事(特に減量)とスポーツのための食事は大きく異なります。
戦える身体の状態を作るための食事となります。
そのための基礎的な知識を学ぶのにおススメです。
一般的な専門書と比べるとかなり分かりやすい
おそらくアスリート自身や保護者が読むことを前提としているため非常に分かりやすい言葉で書かれています。
ただ、分かりやすくしようとしてかえって分かりづらくなっている部分もあります。クレブス回路のところなど。
著者の鈴木志保子氏は博士を取得している管理栄養士
専門書はだれが書いているかが重要です。エキスパートであること、また信頼できる肩書があることは、ある程度本の信頼度を見極める材料になります。
※ここでの肩書は、~さんのトレーナーや筆者の競技歴ではなく高度専門職としての肩書きです。
私自身、トレーニングに関係する専門書を購入する際は必ず筆者の経歴を確認します。
巻末に参考文献のリストがきちんと書かれている
主張したいことの根拠を載せることは読み手へのマナーだと思います。
大変失礼な言い方ではありますが、参考文献が載せられていない専門書は自己啓発本と変わらないです。
感銘を受けた言葉
“経験は確かに大切だが、基本となる土台があってこそ経験が活かされることを忘れないでほしい。”
p79より
一番の驚きはこのクオリティの本が近所の普通の本屋さんで買えたことでした。梅田であれば専門書はジュンク堂で買う人が多いと思いますが、遠出しなくても買える本屋さんにこういった役立つ本があるというのはスポーツをしている人の手助けに必ずなります。仕入れ担当の方ナイス!!